純白のカトレアのブライダルブーケをもって・・・

梅雨の合間の晴れの日曜日でしたね。フラワーネット代表藤井晶子です。
 
今日は、本当に、嬉しい嬉しい、おひさま☀でした。
というのも、今日は久しぶりのブライダルの装飾のお仕事!この時期ですので、雨かなーと思っていましたが、新郎新婦の願いが叶ったのでしょう!
 
明治学院大学のチャペルです。3月からの挙式がすべてキャンセルや延期になり・・ようやく迎えた久しぶりのご結婚式でした。
 
とはいえ、感染者もまた増えてきて、大学がクローズしている中、今日の挙式が無事に執り行なえるのか、、
実は6月末まで決定にならず。
とても心配でしたが、十分配慮の上、挙式を挙げることが叶ったのでした。


誰より、新郎新婦さんにとって、本当に嬉しい日になったことと思います。
そんなお手伝いができて、本当にわたしもシアワセです。
 
今回のご新婦様のご希望で、ブーケは純白のカトレアだけで作る、ふんわりとした柔らかいラウンドブーケでした。
カトレアをおそらく20輪ぐらい使ったでしょうか・・。とっても豪華で上品な香りが漂い、とにかく、クラシカルなとても素敵なドレスにぴったりでした。
アイボリーのスカートは優しくふんわりと広がり、スレンダーな花嫁さんの上半身は総レースの長袖に、パールなどが全体にちりばめられている、とても清楚な、そしてとても上品なドレスでした。本当にきれいなドレス姿でした!

本当はドレス姿にブーケを持ったところを、ブログでご紹介したいところでしたが・・今日は私は撮影ができず。プロのカメラマン写真がそのうち出来上がると思うので、出来上がってきたらインスタやホームページでまたご紹介しますね。

何十年もブーケを作ってきていますが、こんなにもドレスとぴったりなブーケはなかったかも・・と自分でもとてもうれしいお仕事ができました~。

チャペル装飾も清楚にやさしく・・・

明治学院白金キャンパス内にある、歴史的建造物である大礼拝堂。
1916年(大正5年)に落成し、今は港区指定有形文化財、2002年には特に景観上重要な歴史的建造物等」として東京都指定になっています。設計者やあの有名なW.Mヴォーリズによるもの。レンガ造りのとても趣のある、そして重厚感のある建物です。こんな素敵なチャペルにお花を飾らせていただける、とても貴重なお仕事なのです。
今回はトルコキキョウ、カスミソウ、アルストロメリア、ブルーベリー、ソケイ、リキュウソウを使い、ふんわりと優しく、そして下に流れるラインを出してアレンジしました。
そしてベンチフラワー。10列を白いリボンとお花で飾ります。
このような世の中でも、大勢の新郎新婦のご家族やご友人がいらして、
お二人を祝福ムードに包んでいました。
後ろに移っているのが、素晴らしい音色のパイプオルガンです。
本当に素敵なチャペルです。
こちらもトルコキキョウとカスミソウ、そしてリキュウソウを入れています。
挙式中、私たちスタッフは、チャペルの裏手で待機しています。挙式が終わるとすぐに、この装花を崩し、花束へ加工して、新郎新婦へお渡しします。その後のご披露宴で、ご両親様やおじい様おばあ様へ、新郎新婦からプレゼントされるのです。本当に幸せなお花たちですよね~。


挙式中は、パイプオルガンとともに聞こえる賛美歌や、神父様のお話が、私たちにも聞こえてきます。
今日も素敵なお話でした。
「お二人がお互いに愛し合うだけでなく、周りの人たちにもその愛をもって接し、愛を深め、大きくしていってください・・・」と。
こんな中集まってくださっていたお二人を囲む列席者の皆さんも、きっと
二人の愛情をたっぷり感じで、自分まで幸せになって、お帰りになったことと
思いました。
そして私もその一人です。

今まで当たり前にできていたご結婚式も、当たり前ではない世の中・・
でもそんな中で、お二人はきらきらと輝いて、周りの皆さんに、当たり前の幸せを届けてくれたのかなと思いました。

まだまだ心配が続く日々ですが、
当たり前のことに感謝する日々。続けていきましょう。

フラワーネット代表
藤井晶子