満開🌸

東京の桜も満開となりました!
この週末は至る所で花見の人でにぎわっていましたね。
皆さんはもうお花見されましたか?
毎年、隣家の桜と近所の公園、通勤途上だけでしたが、今年は上野公園の満開の桜に出会えました!
ただ、ここはどこ?というくらい外国人がとても多かったです。

こんにちは、土曜フラワー/ホーム担当の大場です。

2018台中フローラル世界博覧会

さて、先月になりますが、満開の桜が待てず、現在、台湾・台中で開催中の花博へ行って来ましたので、紹介させて頂きます。

これは花博の入場券。コンビニでも買えるんです。

キャラクターは「タイワンヤマネコ」ファミリー(4人家族)とご近所のウマおじさんです。

現在タイワンヤマネコは人による開発で起こった生息地の減少と破壊により減少しているそうです。

そして、テーマは、花で再発見するGNP(Green:グリーンな生産、 Natural:自然の生態系、 Peaple:人・文化と生活)。
人間の過度な開発による環境破壊の一方で大自然が発するメッセージに耳を傾ける、「破壊せず、最適化を」。

后里馬場園区(自然な生態系:Natural)

入場してすぐ目の前のパビリオン「花舞館」へ。
エントランス~
天井からは蘭が・・時折スモークがでてくる仕掛けも。
壁の下には様々な蘭が・・・
何種類あるんだろう・・・色も形もそれぞれ違う。
さすが、台湾特産だけあるなぁ~
次のブースへ行くアーチの上にも。
胡蝶蘭も多種多様。
胡蝶蘭の栽培
勉強になった胡蝶蘭の栽培。
瓶の中で育てられるのです。
瓶に中で約2年。
瓶から出された後、葉は横に広がっていきます。
約1年以上経って、ようやく花が咲く状態となり、出荷されます。
輸出する出荷国により日数が違うため、出荷・輸送方法が異なります。
蜷川実花さんの世界
写真と映像と生花と水で表現された花たち。
実花さん独特の世界。

まずは写真の世界。色とりどりの花たち。
床、壁一面に。
映像の世界。花が生きているよう。
天井には生花。ライトの色で様々な表現に。
巨大スクリーンに次々と映し出される花たちが水面にも映り、鮮やか。
花のオブジェ
幻想的な世界の後は・・
1Fの会場から吹き抜けの真ん中にクラゲのような形の花のオブジェ。
全部、蘭で作られています。
何種類・何色もの蘭には圧巻です。
下から見上げてみると・・・
鉢が、逆さに・・・
しつらえ
台湾ならではのしつらえ。座敷に蘭一輪。凛と美しい。
書斎にも。
茶道具と、壁にも。
お茶の国ならではの、茶葉に蘭の花びらを加えて「蘭茶」。茶器も美しい。
花時計
最後は、巨大な花時計。
1Fには旧正月後だったこともあり、旧正月アレンジ。
花時計
花時計の下には、花玉、正月飾りなどが・・
お正月アレンジ
花と、独特の提灯も・・
花舞館というだけあり、ほぼほぼ蘭でしたが、花花花・・・見ごたえ十分でした。
会場の外には台中の特産などを売る公式ファーマーズマーケットやフードコートも。ここで南投県の美味しいお茶屋さんに出会いました。
さて、美味しいお茶とお昼を済ませ、次の会場へ。

外埔園区(グリーンな生産:Green)

楽農館(ロハス農業館)
稲、果物、きのこ、茶葉をメインとした台湾農業の発育過程の展示。
稲。
台中の小学生も社会科見学に。先生が稲の栽培過程を説明していた。日本と同じ。
脱穀機。
年配のおばさまたちが「こうして使ったわね~」などと懐かしがっていました。
この他、石臼や菅笠、籠等、日本と同じような道具が色々と展示されていました。
何種類ものキノコの栽培も。
茶葉の木も。
台湾の農業も日本と同じ。映像も兼ねながら農業について学べ、考えさせられた。

豊原葫墩公園区(人・文化と生活:People)

川を挟んだ公園の両脇に様々な花が色とりどり。
グリム童話「カエルの王子様」の”幸せな花嫁”。愛情と家族愛からの発想だそう。
花嫁の花は苗から育てたものだそうです。
猫型に。
花とグリーンで様々なオブジェがありました。
花壇には色とりどり、様々な種類の花が咲き乱れていました。
ホールの中での展示は伝統的中華菓子。
暦を大切にする。
四季や二十四節気など季節に合わせた菓子。
月餅などの中華菓子の木型は記念日により違うんですね。
この木型を作る職人さんも日本同様少なくなっているとか。
伝統と文化、伝承してほしいものです。
現代ならではの木型、キティちゃん。
日中は暑かったが、夕方のウォーターフロントの公園の散策は心地よい風で気持ち良かった。自然の中は心地よいですね。

最後に

忙しい日々、花がそっと開くように訪れる「幸せ」も見過ごされがちで、生活が豊かになっても心の空洞化が進んでしまうといわれていますよね。

花の咲く音が聞こえますか?
木々のささやく声が聞こえますか?
大自然の発するメッセージに耳を傾けてみませんか?

忙しい日々だからこそ、路地の、花壇の花たちの、そう、レッスンでアレンジした花たちの、声をきいてみましょう。
心にも花が咲くと思いますよ。

きれいだけではなく、環境問題や自然に、伝統をも考えさせられる花博だったと思います。
さあ、明日から4月。新年号も発表ですね。
しかし、まだまだ三寒四温、寒い日が。。お体に気をつけてくださいね。
母の日のレッスンの申し込みもお忘れなく!

ではまた、お教室で。

4月の歳時記

4月8日:灌仏会(花まつり)
     お釈迦様のお誕生日です。
また、4月(卯月)は新生活が始まり心新たに生まれ変わる日。
「卯」は「茂(しげる)」「冐(おおう)」で、草木が発生して地面を覆う。活動的になるのは自然の道理ですね。