信州へ

25日の大雨、先の台風、皆様、被害はございませんでしたか?
被災されました方々には、心よりお見舞い申し上げます。

こんにちは。
土曜日フラワー/ホーム担当の大場です。
今日はここ、松本駅から、松本・佐久へ。しばしのお付き合いを。

ご承知の通り、台風19号の影響により、未だあずさ号やかいじ号が運休、県内の道路も一部通行不可です。松本までは新幹線で長野経由、在来線しなの鉄道に乗り継いで来ました。
車窓からは増水し茶色く濁った水の流れる川、冠水していたと思われる稲刈り後の田が見られ、1日も早い復旧を願うばかりでした。
松本城
まずは、松本城へ。
入口の石碑字、書家・上條信山の筆。
ちょっと変わっているでしょ。信山は後程また。
戦国時代創建の五重六階の天守閣は現存する日本最古のもの。
石垣は未加工の石を積み上げた、野面積(のづらずみ)。

この日は生憎曇り空でしたが、晴れた日にはアルプスの山々が背景に望まれるとのこと。
さぞや美しいだろうなぁ~
黒漆のお城なので、「烏城」とも一般的に呼ばれていますが、文献的にはそのような呼び名はなく、正式な別名は「深志城(ふかしじょう)」です。

なぜ黒か、創建の石川数正は秀吉の信頼厚き家臣、黒の天守閣好み(創建当時大阪城も黒で統一されていた)の秀吉への忠誠心の表れでは、とのこと。

因みに徳川家康は白好み。
豊臣派は黒、徳川派は白……だったとかなかったとか?
松本市美術館
見覚えのある水玉模様とオブジェ……
草間彌生記念館、ではなく、れっきとした松本市美術館です。
館内には松本出身の草間彌生さんの作品が常設展示されています。
大きな黄色いカボチャがお出迎え。彌生ワールドに迷い混まれます。
どうなっているか、わかってはいても……「天国への階段」の作品は凄かったなぁー
外観からも見ての通り、館内のみならず、至るところで彌生作品に触れられます。

自販機も!
え、彌生缶?
イエイエ、非売品。ボタンは押せません。
ベンチもゴミ箱も……
おーっツと、マネキンまでまで………
市内には水玉号バスも。
高速バスもあるらしい。
もうすでに木々は色付いていました。
この方が、書家・上條信山。
冒頭の、松本城の石碑字を書いた人。
やはり、現松本市出身。
美術館の記念展示室に常設展示中。
独特の書法、書風。
天来記念館
佐久出身の書家・比田井天来を顕彰して開館した、博物館法登録日本初の書道美術館。
白壁と地元の鉄平石の土蔵風な作りで、天来の作品他、多くの門流書家たちの作品が展示されていて、書好きには堪らない場所と思います。
鉄平石
書は撮影禁止なので……    

最後に

お昼はモチロンお蕎麦。
駆け足でしたが、目も心も、そしてお腹も、満足の旅でした。

芸術の秋、食欲の秋………
皆さんも素敵な秋を過ごして下さいね。

では、またお教室で。

歳時記

早いものでもう11月、11月といえばお酉さんですね。
酉の市は鷲や鳥にちなんだ神社で、11月の酉の日に「新年の幸福を祈願する」お祭りです。
これらの神社には日本武尊がお祀りされており、11月の酉の日は日本武尊に由来していると言われています。
運や福をかっ込み、鷲掴みしてきましょう。