春告げ花

2021年のレッスンも今週から始まり、元気に皆さんとお会いできたことに感謝です。

土曜日・フラワー/ホーム担当の大場です。

今年もよろしくお願いします。

日本水仙(ニホンスイセン)、今週のフラワーの花材で、お正月のお花にも入っていましたね。
ひとつの茎に6弁の小さな花が4~5輪ついていて、すっきりとした甘い香り、1月のお花でもあり、春を告げるお花として日本人にとって馴染み深いお花の一つですね。

冬の公園

年明け早々の緊急事態宣言発令で大好きな街歩きも地元をブラブラとお散歩。
隣町の菖蒲で有名な「堀切菖蒲園」。菖蒲はもちろん、咲いている花もほとんどないけれど、雪吊りが目についたのでちょっと中へ入ってみました。

区の総合アプリのなかのARフォトを使って撮影してみました。因みにリカちゃんは区内に本社を置くタカラトミーが生みの親なので。
雪から枝や幹を守るための「雪吊り」。
作り方も「兼六園式」「北部式」「南部式」とあって雪のほぼない東京は主に観賞用とされている「北部式」とのこと。
北部式の特徴は藁や菰で編み上げて作った頭飾りの「ワラボッチ」。

 

裾回しはバチ(かんざしとも)と呼ばれる竹の骨を傘の骨のように取り付けて先端のブチに割竹を回して吊り縄を結びつける。

 

腹巻のようなこれは、「菰巻き」。
害虫から幹を守るためとはいうが、実はこの菰の中で越冬した虫たちを啓蟄の頃外された菰と一緒に駆除される。
「ソテツ」は寒さに弱く葉っぱの霜焼けを防ぐために菰で全体が覆われて・・ちょっと可愛いね。
「山茱萸」
春先に黄色い花が咲いて秋に赤い実をつけるのですが、今はまだ。。。
サクラと同じころ咲く「山桃」もまだまだ・・
「ソメイサクラ」
「真弓」
「馬酔木(アセビ)」
馬が葉を食べると酔ったようにふらつく木というところからこの名がついたとか・・
「蝋梅(ろうばい)」もまだ少し咲いていました。
6月頃満開、見頃となる菖蒲は一株ずつ名前がついているんですね。
鳥たちも仲良く。
花の少ないこの時期、ご近所の「山茶花」の赤い花が目を引きますね。
フワフワな毛の蕾は「コブシ」。
路地に咲いていた色とりどりのパンジー
我が家の雲見草とプリムラ・ジュリアン
ご近所の散歩も楽しく、この時期ならではのものがたくさん。何気なく通っている道にも発見が! しばらくはご近所をブラブラ、街歩きを楽しもう。さて、次はどこに行こうかな。
歳時記:
1月20日は二十四節気のひとつ「大寒」。一年で一番寒い時期の中にも春の兆しが感じられるという頃。2月3日はもう「立春」、2月2日は「節分」。2日が節分になるのは明治30年以来124年ぶり、3日でなくなるのは昭和59年2月4日以来37年ぶりとか。今年の節分はコロナ退散!と願いたいですね。