雨の合間に

五月、立夏。この月、お江戸下町は毎週威勢の良い掛け声が飛び交い、お囃子が聞こえ・・夏祭りの時期であり「三社祭は夏の訪れ」とも言われるのに昨年からなりをひそめ・・何ともさみしい限り。都市部のお祭りは疫病が流行する時期なので疫病退散除けを願ったとも言われ、「生きるための願い」が込められているのに。。こんな時だからこそ!と思うのは私だけでしょうか・・・

ぐずついたお天気が続いていましたが今日は青空、暑い一日でしたね。
来週も良いお天気が続きそう。。

前置きが長くなりました。。
こんにちは。土曜・フラワー/ホーム担当の大場です。

菖蒲園へ

今年は桜の開花も早く、紫陽花ももう咲いていますよね。まだ5月なのに・・
ん?もしかして・・・
前々回ほど前のブログで紹介した隣町の「堀切菖蒲園」へ行ってみました。
お江戸の名所の一つでもあった「堀切菖蒲園」は安藤広重、歌川豊国らの錦絵にも描かれているほど江戸の頃からある菖蒲園で200種6000株の菖蒲が咲き乱れますが、やはりまだ早かったですね。
咲き始めって感じですね。これからこれから・・
カキツバタ・ハナショウブ・アヤメの違い
カキツバタとハナショウブの花弁にはV字状の目があるが、アヤメにはその名の由来、花弁に紫褐色の縞模様(綾の目)がある。
同じようで違うんですね。
200種600株・・一つ一つ名前がついています。清少納言、酔美人、初霞、天女の冠など日本らしい名ばかりですが、宇宙実生なんていうのも! 地名に由来した堀切の夢も。
よーく見るとちょっと違う。
少し長いですが、お楽しみください。
いかがだったでしょうか。
満開時また行ってみようと思います。
お近くの方、ご興味のある方、是非お越し頂ければと思います。

六月の歳時記

6月16日は「和菓子の日」です。
諸説ありますが、平安時代848年仁明天皇が元号を「嘉祥」に改め6月16日に16に因んだ餅や菓子などを神に供えて疫病祓いをしたことが始まりで、疫病を祓い福を呼ぶ行事として受け継がれていましたが、明治の頃一度廃れ、和菓子協会が復活させたものです。
16個とはいかないまでも、親しい友人たちと・・・は行かないかもしれませんが、家族で甘いものを味わいましょう。
特に、この時期、厄除けのうろこを模した三角形の外郎尾の上にこれまた厄除けの赤い小豆を散らした和菓子「水無月」は無病息災の願いが込められています。
そして、6月30日は夏越の祓え。半年の健康に感謝しこれからの半年の健康を祈願して茅の輪をくぐりましょう。

※写真は6月16日限定虎屋さんの「嘉祥菓子」
5月26日は皆既日食。全過程は月が出た頃から22時頃までだが、皆既食は20:11~26分のわずか15分間らしい。
夜空を見上げて天体ショウを見てみませんか。

ではまた、元気にお教室で会いましょう。
くれぐれもご自愛くださいね。