ネイチャーアクアリウムの世界

ネイチャーアクアリウムと自然のつながり

こんにちは。フラワーネット代表 藤井晶子です。

今日はネイチャーアクアリウムから自然を考える・・・
というテーマでブログを書こうと思います。

東京ドームシティで現在開催されている「NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYO」にて…

まず最初の画像は、水の中の植物が光合成をして酸素を出しているところです。
 
ネイチャーアクアリウム創始者、写真家の天野 尚さんと、5人の水景クリエイターのつくる、水草の群生美を楽しむ世界
まずこの画像3枚は、写真の展示でした。生態系の概念を取り入れ、自然の美しさを水槽に再現する「ネイチャーアクアリウム」を確立し、大判フィルムを駆使して自然の姿を克明に記録する撮影を行っていた天野尚さんの、とても大きな写真がまずは飾られていました。
これは海外で作られたとても大きな水槽だそうです。
この写真も本当に美しかったですが、これは青森県の奥入瀬渓流。広葉樹の森、苔むした石や倒木…そこから飾ることのない自然の本質、悠久の時の流れなど、「侘び、寂び」に通じる趣を感じ、水景制作のヒントになっているそうです。
こちらは佐渡で見られた夕焼け…。美しい写真でした。

360°のネイチャータワー

これが今回の展示の見どころになっているネイチャータワーです。
世界の熱帯雨林を8つのエリアに分け、それぞれの水辺環境を水上から水中まで個性豊かに表現しており、360°全周から楽しめる水と緑の眺めは圧巻の迫力でした。
 
どのように制作されていったかの動画なども見れて、とても興味深いものでした。
こんな風に生態系を再現するなんて、発想も面白いですし、実際の作業も相当大変だったのではないかと思います。

下の水槽には、かわいいお魚が、たくさん泳いでいました。

水槽の中に、自然の美しさと生態系を再現したネイチャーアクアリウム

どれも、本当に素晴らしい水景です。結構大きな水槽ですよ。
水草は生い茂り、お魚やエビが元気に泳いでいました。

CO₂は本当に悪者なの?

地球温暖化の原因とされるCO₂は、悪者というイメージが強いですね・・でも・・・
実はこのネイチャーアクアリウムには、二酸化炭素が絶えず送り込まれているのです!水槽についている装置がそれ。
水草は光合成を行う時に、二酸化炭素を吸収し、酸素を出しますよね。
なので、CO₂がなければ、光合成ができない、植物や環境にとってはむしろ、必要不可欠なもの・・・

天野尚さんは、最初、barで、お酒を割る炭酸水を見て、水槽に二酸化炭素を入れるアイディアを思いついたとか・・その日、Barから、炭酸水を何本ももらって帰り、水槽にいれたところ、最初の画像のように、水草から気泡が出て、感動したという話が書いてありました!

たくさんの水草が育つネイチャーアクアリウムは、植物が光合成を行えば、CO₂を酸素にかえ、そのおかげでお魚や微生物が住みやすくなり、結果として環境をよくしていると。

これは水の中だけではなく、地球温暖化を考えるうえで、とても大切なことですと記されていました。

「今、自然の大切さを改めて考えるときです。」

これがこのEXHIBITIONのパンフレットの最後に書かれていた言葉でした。


 
この展示は11月14日まで、東京ドームシティで開催中です。
水や緑、お魚を見るだけで、なんだかとても癒され心地いい空間でした!
お時間があればぜひ!


今年もあと2か月!
これからクリスマスやお正月に向けてのお花が、楽しくなってくる季節ですね~。
一緒に楽しんでいきましょう。
藤井晶子でした。