そうだ!

街も色づき、11月後半とは思えないほど穏やかで暖かな週末。。。
「そうだ!」と思い立って出かけた先は・・・

こんにちは。
土曜日フラワー/ホーム担当の大場です。
さてさて、向かった先は京都最古の神社・上賀茂神社。
只今秋の非公開文化財特別公開開催中。
東福寺、知恩院等市内12ヶ所で普段目にすることのできない貴重な文化財を拝観でき、今期のmy目玉がここ上賀茂神社。
一礼し、一ノ門を潜り、さあ、行きましょう!
二ノ門。
一ノ門から二ノ門までの参道に両脇は広大な芝生が広がっていて競馬(うまくらべ)や五穀豊穣の神事が行われるそう。
二ノ門を潜りまず目に飛び込んでくるのは細殿の前の二つの円錐形の「立砂(たてずな)」。盛砂(もりずな)とも言い、「たつ」は神様のご出現に由来した言葉。神様の依代。鬼門・裏鬼門に砂を撒き清める風習の起源で「清めのお砂」の始まり。
砂の頂に3本(左)と2本(右)の松葉が立てられていて、陰陽を表している。
2本の松葉はよく見られるが、3本の松葉は珍しく、二ノ鳥居傍の松葉だそうだ。
楼門。
ここを潜り、本殿前でお参りをし、特別参拝の受付を。
ここからは撮影禁止。
浄掛と御朱印
受付後、直会殿に進み、浄賭を首から掛け、神職から御祭神誕生の「賀茂神話」を聞き、お祓いを受けてから内庭へ。
正面に権殿とその右側に本殿が、まったく同じ造りの社殿が二つ並んで建てられています。
御祭神・賀茂別雷大神を祀る本殿と仮殿の権殿。
二ノ鳥居の前に「式年遷宮」とあったように、678年創建以来遷宮が繰り返されてきたので、現在の建物は江戸幕末、文久3年に造替された平安時代の建築様式が用いられたもので正面に狩野派の狛犬が描かれている。明治以降は古社寺保存法、昭和に国宝保存法、文化財保護法などにより国宝(本殿・権殿)、寺社内のほとんどが重文に指定されたため、「修復」という形で屋根の葺き替えや塗り替えなどを行っているとのこと。
この時行われた屋根の葺替の時の檜皮は浄掛の紙に織り込まれていて、よく見るとポツポツと黒い点が見受けられる。有難くお守りとして大切に持ち帰り飾っておこう。
本殿に向かい拝礼をして、高倉殿へ。
高倉殿では宝物を。。今回のmy目玉として目を引いたもの。。。胸を高めながら中に入り・・
孝明天皇行幸日記と行幸図絵馬(復元)。
残念ながら日記の中身までは見られませんでしたが、復元された幅が7.5mもある一枚板に描かれた大絵馬は圧巻でした。
清々しい気分で境内をお散歩。
赤黄の紅葉が鮮やかでした。
境内に流れる川では平安装束に身を包んだ歌人たちが川に杯を流しながら和歌を詠む「賀茂曲水宴」が行われるそうです。
真赤な一本のモミジ
赤黄緑のコントラストが美しい
陽の光を浴びてキラキラと
七五三の子供たちもたくさん。
可愛らしい。
2組の新郎新婦に出会いました。幸せのお裾分けを頂いたような気分。
今回は緊急明けの駆け足、ピンポイントの旅でしたが、次回はゆっくりと旅をしたいと思いますし、そんな日が早く来ることを願いたいと思いつつ、所用で立ち寄った大阪では・・
おや、気の早い!もう来年の干支が・・と思ったら、11月22~23日の新農祭のものとか。近くの少彦名神社の例大祭で、よく見ればこの通り薬品会社の立ち並んでいる。江戸の頃より薬種問屋があったそうな。そういえば近くには適塾もあるわ。
江戸時代コレラが流行した時に厄除けの「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)」という丸薬を作って張り子の「神虎」のお守りと一緒に祈願したことが由来らしいです。それで「虎」だったのね。納得。
通りには神農祭の準備が。
「薬」の紋
早いもので来週はもう師走、今年のレッスンも残りわずかとなりました。
お正月セットの販売も始まっていますよ~

元気に、お教室でお会いしましょう!