春はもうそこまで・・

早いもので2月ももう半ば。立春も過ぎたというのに寒い日が続きますね~
でもそんな中、寒桜が・・・ちょっと春の兆しを感じますね。
寒桜は早咲きで冬に咲くことから「気まぐれ」という花言葉がつけられているそうですが、冬の寒さの中桜を見て春を思いふっと顔がほころぶことから「あなたに微笑む」という花言葉もあるそうです。
レッスンのお花も春めいてきましたね。
こんにちは、春が待ち遠しい、土曜日・フラワー/ホーム担当の大場です。

口福

京橋教室から中央通りへ、信号の向こう側のビルの1F。昨年晩秋頃よりやたら気になるお店が・・・
「あまから茶屋」の看板が。
そう、この看板が出ていなければ、CAFEとは気づかないかもしれませんね。
あんみつも心奪われるひとつですが、この日、体が冷えていたので、温かいお汁粉でも、と思いお教室帰りにお仲間と一緒に入ってみました。
季節がら、三人官女がお出迎え。
向かって左から、「提げ(ひさげ)」、「島台(しまだい)」、「長柄(ながえ)」をもった官女たち。
中央の女官、三方を持っていることが多く見受けられますが、この官女、祝儀の飾りを乗せた島台を御もちでした。
さて、見分け方、中央の官女がリーダー的存在で、眉がなくお歯黒の容姿で既婚者、両端の官女は眉があり歯も黒くないので未婚者です。
後ろ姿も美しい。

おや?内裏雛は???
おうちにいるそうです。。。
美しいですね。

内裏雛の男雛と女雛の置き方が関東と関西で違うとよく言いますが、お雛様のお顔も東西やや違うようで、関東はふっくら、関西は切れ長で鼻筋の通ったやや面長顔だとか・・・と、もうひとつ。髪型。”大垂髪(おおすべからし)”の結い方にも東西やや違うとか(これについてはどなたかお詳しい方、教えて下さい。)。。。

皆様のお宅のお雛様はどうですか?
そろそろ、デパートやホテル、お店等等お雛様を見ることがあると思います。
いろいろと見比べてみるのもいいかもしれませんね。
和カフェだけありお抹茶道具も。と、お抹茶茶碗がよく見るお茶碗と形が違います。
蕎麦猪口を少し大きくしたような・・・
店主さんに聞いたところ、店主さんは速水流茶道の申次だそうで、速水流のお茶碗がこれだそうです。
というのも、速水流の創始者・速水宗達は宮さまの茶の師で、宮さまの兄・光格天皇(明治天皇の曽祖父)からお褒めのお言葉を頂いたほど実力・名声あるお方だったそうです。
どうりで、ちょっと宮廷ぽい柄だと思いました。
お抹茶は、このお茶碗で頂けるそうです。
角地のビルは通りに面してガラス張りで明るく、壁にもグリーンが飾られ、その場にいるだけで心地よく癒される空間。
さて、一押しの一品。「どろろん本わらび餅」。
当初お汁粉・・と思っていたが、店主さんのお話を色々聞いて、この一品に。
マスクをしていてもきな粉の良い香りが、もう美味しい第一歩。
注文を受けてから練り上げるので、ホントとろとろ温か。
フォークとスプーン・・どうして食べようか!
とろとろPART2
トロトロだけでなく、ずっしりと重い。
こし餡が一緒に練り込まれていますが、一体化していて全く違和感なし。
わらび餅+餡+きな粉が三位一体となって口の中に幸せが広がります。
絶品です。
わらび餅の概念が変わりました!
もう、他のわらび餅食べられない、かも・・です。
さて、もう一品。
昨年は栗が不作で、今ある栗がなくなったら終了!という、いつ終了になるかわからない、モンブラン。
こちらもとろとろでお蕎麦のように絞りだせないためこの形。
確かに、これは無理だわ。でもこの形でOKよ。
下はサツマイモゴロゴロの金団。お砂糖使っておらずサツマイモだけの自然の甘さが体にやさしい。。。
トッピングの甘納豆も手作り。甘さ控えめでとてもおいしい。
対面の某会社から手土産用に作って欲しいとの依頼を受けたほど。
一般販売もして欲しいと、無謀にも店主にお願いしてみた。もしかしたら・・・・
店主ご夫婦お二人で営んでいる小さな和カフェ。
昨年10月OPENで半年間の期間限定店舗。ですが、半年延びて今秋まで確定。
その先もあるかも。
次回はお蕎麦とあんみつ狙いで。。。

店主さんのお話も楽しく、品数は少ないものの心身ともに癒された口福の一時でした。

ごちそう様でした。
ご一緒してくれたハセちゃんありがとう!

皆さんもお教室帰りに是非お試しあれ!
https://amakarachaya.com/
まだまだ寒い日が続いています。
くれぐれもご自愛下さいね。

では、また、お教室で元気にお会いしましょう!